第一弾の動画では全て合うと判断したコーラ割。
本当に全部合うのか、果たして合わないものが存在するのか。
それを探るべく、今回はこちらの銘柄を用意しました。
なるべく合わないものを見つけたいと思います。
山ねこ銅釜蒸留
上立ち香は程よくフローラル感、そして芋の香りも感じ、とても良い。
口に含むと、香り高いが行きすぎてはおらず、何だか上質なコーラになった気がする。
ある程度スッキリ感もあり、美味しい。
千本桜熟成ハマコマチ
上立ち香はほとんどしない。
口に含むと、これもフローラルかつトロピカル。
後味寄りに香ばしさを感じ、コーラのイメージと一致している。
少し紅茶要素が入ったような感じはするが、とても美味しい。
余韻にかなり遅れて芋風味。山ねこよりこちらのが美味しいと思う。
海と霧
香りはちょっと芋焼酎、特に新酒に見られるような青臭さがある。
これは合わない方向に期待できるか?
口に含むと、濃厚なスパイス感!
ナツメグのよう。
コーラ自体、構成がジンジャー、クローブ、レモンが絡んでいると思われ、そこにナツメグが足されたところで、コーラの深みを増す役割でしかない。
余韻に香ばしさも若干あり、風味の一体感がたまらない。
大和桜紅芋と並んで、相当合う。
香ばしさは要素としてはかなり良い。
極楽25度
上立ち香は漬物っぽさや雑穀感が漂う。
香りはこれまでで一番イマイチな感じに思える。
口に含むと、極楽の風味中心!
玄米茶のような香ばしさや米のふわっとした風味、旨味をしっかり感じ、甘味が強まりコクもしっかり。
今まで合わせたものは、コーラ中心もしくは焼酎が半々くらいの存在感であったが、これは極楽中心でコーラが引き立て役となる。
米の旨味もしっかり感じ、これも相当美味い!
於茂登
上立香は泡盛っぽいが、コーラの清々しさもある。
口に含むと、泡盛の菊の花のような風味がキツく感じる。
これは初めて合わない感じが出た!
余韻も菊の花っぽさを感じる。
コーラを足し、恐らく1:2の割合にすると、かなりコーラと同調した。
コーラは香り高くなり、コクも増し、香ばしさも伴い…余韻は香り高く、非常に美味しい。
旭万年星
上立ち香は、麦の風味漂う。
極楽の方が強い香りだが、同じ系統。
口に含むと、麦風味がかなりしっかりとくる。
甘く…しっかりと香ばしい。
何だか砂糖を入れて煮詰めた麦茶かのような、しっかりとした麦感、旨味、香ばしさがある。
味の構成としては悪くはないものの、麦茶に砂糖を入れてしまった感があり、何だか生理的に気持ち悪く感じてしまう。
人によっては美味しいと感じることもあるとは思われるものの、自分の意見としては何だか合わないと思う。
しかしこれは、さらにコーラを足せば…甘味やコクや香ばしさがらたまらない組み合わせに。
全体的な印象
全てに言える傾向は、コーラ割することによって、焼酎としての特性というか原料としての風味が…
単体で飲むより感じやすくなるというか引き立てられやすくなる。
芋そのものの風味があまりしない焼酎であっても、それがコーラと合わせると芋そのものの風味が立ってわかりやすくなる。
原料の香りが不思議なことに元より立つ。
香ばしさがコーラとすごく相性が良い。
元々香ばしさがある焼酎とコーラが合わさった時に、すごく良い同調の仕方をする
試してみたものの中での判断は…
香ばしさのある焼酎をコーラと合わせると良い結果になることが多かった。
キツすぎとかイマイチと感じたら、コーラを足して割合を変えれば美味しい。
一方で、最近親しまれているソーダ割というのは、合わないものがもっと沢山存在しています。
イマイチとかソーダ割する意味が無いとか何か釈然としないとか…
とても美味しくなることもあれば、それほどでもない結果に落ち着くことも。
それに比べると、コーラ割はどれも完成度が高い。
えっ、こんな焼酎だっけ?と魅力が見出せるように(原料の風味が引き立てられるので)。
なので焼酎初心者の方にもすごくオススメです。
ただ、ベッタリとした甘味が苦手な方はコーラ割は苦手かもです。
甘いものが得意であれば、多分いけるかと思います。
コーラ割は多分お手持ちのどんな焼酎でもOK。
焼酎45mlに対してコーラ55mlを基本として…
あまり合わなければコーラを足す。
コーラの風味が強すぎて意味が無いと感じたら、逆に焼酎を足す。
手軽に実行できますので、一度コーラ割をお試し下さい!
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