※今回は焼酎部ぴくとぴっくす!のぴくとさんとリモート利酒対決に挑んでいますので、ぴくとさんの動画も是非ご確認下さい
【リモート唎酒対決】【TM15】芋焼酎「村尾」をぴくとが飲む! https://www.youtube.com/watch?v=25Tq1jbLaco
まずこちらの村尾は、詰め口2021.3.17のものです。
村尾は製造年月日によっては質がブレるという情報もいただいていますので、明記しておきます。
開栓時の香り
まったりとした旨味を感じる香りではあるが、中間が軽いような不思議な香り。
ロック
旨味というかコクがありそうな感じがする香り。
口に含むと、まず口当たりが非常にまろやかでトロみがあり、初っ端から旨味、コク、香ばしさが押し寄せる。
その後のキレが抜群。
甘みは強すぎないが、凝縮感のある甘みが飲み始めから余韻までトロみと共に存在している感じ。
渋みは少々、苦味はかなり少ない方。
どちらかというと旨味やコクに特化した感じがあり、それは納豆(ニオイ以外)を思い浮かべてほしいが、飲み口のまろやかさやキレによってバランスが取れている。
これはかなり美味しい。
余韻には若干芋そのもの…黄金千貫らしい甘すぎない風味が漂う。
1:1の水割り
トロみ、苦味少々、軽い甘み…。あと終始コクや旨味を感じる。
フルーティさなど全くないどっしりとした美味しさだが、キレはそれほど感じず、ロックとは味の要素のバランスが大きく変わった気がした。
1:1のソーダ割
やはりトロみ、コク、旨味に特化した感じのソーダ割になった。
余韻が香ばしく、これもまた美味しい。
3:7のお湯割り
旨味を感じるのと、ちょっと気品高い感じの香りに。
口に含むと、トロみ、瑞々しい甘み、少々の苦味、コク、優しい香ばしさを感じたところでサッとキレる。この後味のキレは他に無い感じ。
他の飲み方より甘みが出たとは感じるが、それでも自然な優しい甘みの範疇。お湯割もとても美味しい。
ストレート
香りに少しさつま芋っぽさと、まったりとした熟成感がある。
口に含むと、まろやかでクリアだが、しっかりとした甘さ。
旨味、コクもしっかりとあり、そして若干酸味も感じる。
香り高い感じもある。
唯一、しっかりとした甘みを感じた飲み方。スイスイ飲めてしまい、これも美味しい。
全体的な印象
ストレート以外はあまり甘みを感じないところが不思議。
純黒もそれほど甘みを感じない銘柄ではあるが、ロックで比べると村尾に比べたら甘みがある。
そして純黒はほろ苦い。
村尾はそういった要素があまり無く、旨味、コクに特化している感がある。
今まで飲んだ中では似ているもの、近いものは全く無いように感じた。
でも香りだけは八千代伝白に似ていたように感じて引っ張りだしてくると、まったりとした感じが案外遠くもない。
しかし飲んでみると、そこは白麹と黒麹の違いもあり…
八千代伝白は、軽やかというか華やかというか、甘みもボディもしっかりしながら華やかな要素もあるのでかなり美味しい。
対して村尾の美味しさはさらに深くてコクも深みがあり、フルボディ感がある。
でも何か、系統は近いものがある気がする。
しかし黒麹の八千代伝黒は案外似ない。
入手方法
ハガキ抽選「武岡酒店 村尾」で検索が手っ取り早い。
量販店などで見かけるのはプレミア価格。
コラボについて
たまたま双方が未開栓の村尾を持っていたので、リモート利酒をしてみない?という提案をぴくとさんが快く引き受けて下さったので実現できました。
どんなテイスティング内容なのかお互いに知らないままUPされましたが、いざ拝見するとなるほどーと思えるテイスティング内容でした。
両方の動画を見ていただくことで、村尾という銘柄がどんな焼酎なのか。
飲んだことある方も無い方も、理解しやすくなると思います。
ちなみに、動画の作り込み、内容の濃さとか…
勝敗を付ける意図は無かったのですが、これは敗北したと思いました。
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