【芋焼酎】千本桜 熟成べにはるか2020をレビューしてみました

芋焼酎

開栓時

ほくほくとした芋そのものの香りと、スーッと甘みやフルーティさを感じる香り。
僅かに例の蓋にありがちなロウっぽさもあるが、ほぼ気にならない(数日で消える予定)。

ロック

さらに香り高くなる。
少し香水のような、山ねこなどのジョイホワイトを使った焼酎と共通する香りがある。
口に含むと、透明感があり、渋み、軽やかな甘みに、滑らかさ、ゆったりとした旨味、苦味に香ばしさ…。
飲み口はさらりとフルーティな印象ではあるものの、何やら奥行きを感じる。
このイメージは…つるし八千代伝に近い。
余韻には凝縮されたような甘み、芋そのものの風味を感じるが、しかし甘ったるい感じではなく、香り高くて美味しい。

1:1の水割り

旨味を感じる香りに変化。
口に含むと、フルーティさ、軽い旨味に、香り高い風味。
硬水のような抵抗感もある。
苦味は軽く、若干の香ばしさもある。
余韻にはギュッと甘みを感じる。
不思議と飲みごたえがあり、美味しい。

5:5のお湯割り

まずとても気品高い香り。
口に含むと、甘み、ビシッとくる苦味、旨味、フルーティさ、軽い酸味…。
後味寄りに強い香ばしさ…。
飲み口は甘苦く感じ、刺激的。
甘みは強いものの、苦味と香ばしさが引き締め役となり、甘ったるい印象ではない。
旨味もしっかりとある。蔵推奨はお湯割りだが…温度が落ちると、苦味や刺激が減り、米の旨味のようなものも感じられて美味しい。

3:7のお湯割り

甘み、フルーティさなどをしっかりと感じる。
旨味もしっかりと感じることができ、こちらの方が香り高さも程良くなり、芋そのもののおいしさを味わうことができる。

ストレート

旨味、香り高さ…。
口に含むと、甘み強めだが、やはり香ばしさのおかげで甘ダレしない。
芋そのものの風味が楽しめ、ストレートには向いている。

全体的な印象は…

まず紅芋ではあるが、若干香りは飛躍していて、少し紅茶っぽさもあるほど。
べったり甘い感じでもない。
芋焼酎のまったりとした要素は少なく、洗練された雰囲気。
熟成ハマコマチとは芋違いによる特徴の違いはあるものの…香り高さ、香ばしさなどの要素は割と近いものがある。
ただこちらのが落ち着きはある。どちらかと言うと紅芋というよりはオレンジ芋系の魅力に思える。

入手方法

柳田酒造特約店のみの取扱い。
入手時期も限られていると思われるので、気になった方は即買いをオススメ。

 

tenchosake

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店に出す銘柄の選定のために日々色んなお酒を飲んでいます

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