【黒糖焼酎】里の曙 三年貯蔵をレビューしてみました

黒糖焼酎

開栓時

アルコール感のある華やかな香り、若干黒糖の香りもある。

ロック

少しキュウリのような清々しい香りに。
口に含むと、フワッとくる華やかなアルコール感があるが、飲み進めているとメロンのようなフルーティさにも感じる。
旨味や苦味は弱め。香ばしさは無い。
後味寄りに若干黒糖の風味がする他、余韻には何かフルーツを食べたかのような良い風味と甘みがしばらく残る。
減圧蒸留らしい美味しさ。

1:1の水割り

黒糖の甘酸っぱさを感じる香りに。
口に含むと、まったりとしたまろやかさ、ゆったりとした透明感のある甘みに、やはりメロンっぽい風味、若干の渋み…。
後味寄りに黒糖のコクや風味も感じるように。
ロックだと凝縮されていてただのアルコール感のように感じてしまっていた部分が、読み取れるようになって美味しさが理解できるように。

1:1のソーダ割

酸味や刺激感が足されるものの、若干濃く感じた。
ソーダを足して多分1:2にすると、若干薄くなってしまった。
でもドライで食中酒向けな感じに。
余韻の風味は良いが、元々の持ち味や黒糖の風味は弱まる形に。

3:7のお湯割り

甘み、旨味を感じる香りに。
口に含むと、黒糖感がしっかりと出た上に、透明感のあるキラキラっとした印象にもなる。
苦味は他の飲み方よりビシッと効いて、キュッと後味を引き締める。
後味寄りには若干サトウキビそのものの風味や青臭さみたいなものを感じるが、決して悪くない範疇。
お湯割りは減圧蒸留らしくなく、黒糖感が出てかなり美味しい。
余韻には凝縮されたような甘みが残る。

全体的な印象は…

まず中盤まではどんな飲み方でもスッキリ感がかなりある。
余韻に甘みがやってくる。今まで黒糖焼酎は色々飲んできたが、常圧とはまず違って減圧焼酎的。
かといって黒糖の減圧はもっと香り高い感じのものが多かったので、あまりこのタイプは無いように思える。
クセは少なく、レモンサワーのベースなどとして向いていると思う。
お酒として洗練されていたり、メロンっぽさを感じるあたりは日本酒っぽい魅力も若干無くはない。
予想だが、こうして飲んでみると一村には恐らくこちらがブレンドされていると思う。
一村の瑞々しくフルーティな部分を担っていると思われる。
飲み方は水割り、お湯割りが特に美味しいと感じた。

入手方法

コンビニで買える。量販店でも取扱は多い。
黒霧島やいいちこと同じレベルの買いやすさ。

tenchosake

tenchosake

店に出す銘柄の選定のために日々色んなお酒を飲んでいます

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP