焼酎マニアには良く知られている焼酎の産地、伊豆諸島。
伊豆諸島の焼酎は島酒と呼ばれ、しっかりとクセのある焼酎が特徴ですね。
日本地図で見ると今回ご紹介する青酎の産地青ヶ島などは、とんでもなく海を南下した場所にあるわけで…。
住所的には東京都となるのが不思議すぎる位置にあります!
今回はそんな青ヶ島の有名な焼酎、青酎 麦のご紹介です。
青酎はいくつか種類があり、その差が結構わかり辛い感じはしますが、こちらに関しては比較的レギュラーっぽいと言いますか、入門酒的な存在のように思えます。
それでは、実際に飲んだ感想をお伝えします。
開栓時
麦の深い旨みを感じ、そして若干アーモンドのような感じもある甘い香り。
ロック
パンのようなしっかりとした麦らしい香りを感じる。
口に含むと、優しい甘みにしっかりとした旨み、透明感、コク、軽い酸味、軽い渋み…。
塩味のようなものも感じる。
後味寄りにはしっかりとした香ばしさもあるが、それほど強く残らない。
麦の深みを感じる風味だが、麦チョコ系の印象かどうかはボーダーにいる。
1:2の水割り
香りがちょっとだけ漬物系に。
口に含むと、優しい甘みにしっかりとした麦風味…。
麦の粉感を感じるような美味しさで、ロックよりも麦っぽさは分かりやすくなった。
4:6のお湯割
香りは控えめに。
口に含むと、強い旨みにほどほどの甘み、酸味や刺激感もある。
苦味が後味を引き締める。
麦の風味は抑え気味になるが、温度が下がるとしっかり感じる。
5:5のお湯割
甘みと麦風味、香ばしさ、コクのバランスが良く、この割合でようやく麦チョコ感が出る。
全体的な印象は…
これはディープな麦感があり、しっかりとした麦焼酎を飲みたい人向け。
これまで飲んだことある中では「青鹿毛」に近い系統だが、フルボディな青鹿毛に対してこちらはミドルボディな印象。
麦冠情ケ嶋と比べると、麦冠情ケ嶋の方が甘みが強く香ばしく、バランスの良い麦チョコ系。
こちらは麦そのものの風味が強い印象。
飲みごたえがしっかりしていて、とても美味しい。
入手方法
以前は一部の専門的な酒屋さんでしか見かけなかった覚えがあるが、最近は量販店などでもたまに見かけるようになった。
ドラッグストアで購入した。
入手難易度〇
スペック
メーカー:青ヶ島酒造
原材料:麦
麹:麦麹
蒸留方法:常圧蒸留
度数:25%
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